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牧師・漫画家・ミュージシャンの松本太郎のブログ


by qpqp1999

ブルーズ

 「黒人霊歌」というのは一般に、特にキリスト教関係者にはよくしられているが「労働歌」「フィールドハラー」が、現在のブルーズに多大な影響を与えていたことは意外に知られていなんです。
 「労働歌」とはまさに「労働」の時に歌われるものだ。日本でも昔から「七人の侍」のエンディングであるように農業で田植えしている人たちが歌を唄いながら、稲を植えているシーンがありますね。あれだけ「牧歌的」だといいのですが、アフリカ系アメリカ人の拉致され奴隷にされた人たちが、その酷い労働をなんとか、やれるように歌ったのもこの「労働歌」です。
 全然次元は違いますが、私が私が遣わされている教会のデイサービスセンター新生ルーテルでご高齢者の入浴介助にあたっている時に、私はそのご利用者のせなかをゴシゴシ丁寧に洗いながら、この「労働歌」を作詞作曲して頭の中で歌いながら、介護にあたっています。
 夏で暑くなるでしょう。そんな中で入浴の介護ってけっこう暑いし大変なんですよ、でも、ご利用者が心ゆくまで入浴を楽しんでいただけるよう。私は万全の計らいをしている。細かいこと言い出したらきりがないし、私の隠し業でもありますので書きませんが、ほぼ、全介助に等しい御両者様を気分よく入浴させていただくのが売りです。なにしろ、デイサービスセンター新生ルーテルは個浴なので、お一人様ごとに、お湯を変え、浴槽も浴室もピカピカに洗ってから、次の方に利用していただきます。
 そこで、私が最近、作曲しつつあるのが、この「労働歌」です。なにしろ、私の十八番ブルーズの根底にあるものですから、それは尊厳をもって作詞作曲します。時間と暇があれば、いつか、音源にてお披露目したいと思います。日本語だから、日本人の介護職員の方が喜んでくださってもいいなあと思うものです。
 歌がある。それだけで、「労働」は一つの楽しみになり、やりがいも産まれ、そうすることが苦ではなくなる、むしろ積極的に楽しくなる。そういう部分があります。アフリカ系アメリカ人で拉致されて奴隷にされた人たちが歌った「労働歌」はそんな甘っちょろいものではないのですが、確かに、その曲に励まされ、今の過酷な状況を制覇するにいたるのでした。やがて、その歌はブルーズに発展し、ついにアフリカ系アメリカ人の大統領が誕生し、ホワイトハウスで、ブルーズの宴が催されるようになるとは、最初にこの「労働歌」を作詞作曲した人は夢にも思わなかったでしょう。人生ってそういうものなんだと、この歌を唄いながら、ご利用者の背中をゴシゴシしている時に思うんだむー。
by qpqp1999 | 2014-07-24 19:34 | ブルース