人気ブログランキング | 話題のタグを見る

牧師・漫画家・ミュージシャンの松本太郎のブログ


by qpqp1999

礼拝と音楽

 
礼拝と音楽_b0130652_19105749.jpg

日本基督教団出版局の「礼拝と音楽」という季節誌に私は絵で関わることになった。連載だそうで、今回の特集は「主の晩餐」ということで、聖餐式について、色々なキリスト教関係者の偉い人たちが説明している。聖公会ではこうだとか、ルター派ではああだとか、色々見解が書かれている。
 私の担当はというと聖餐式における司式の所作のところで、「パンを裂く」というものだった。確かに、当誌を観て見ると聖餐式はああだ、こうだと書かれているけど、実際司式の時にどーすんねんというのが細かには書かれていなかった。そこで、この司式の専門家の先生の論説を補足するのに私が解りやすくイラストを描いたという訳だむー。
 実は私は、神学校最終学年の礼拝学は優をもらった。ルター派の礼拝はカトリックの礼拝を継承しているので、式文で歌いながら礼拝が進む。音痴な人はどうするんだ・・・と当時から思わないでもなかったが、ルター派で司祭するなら唄えなきゃだめで、ここが肝心なんですが、歌ったらアカンのです。
 朗唱するのです
意外にこれをしっかりやっている牧師先生少ない・・・。あああ歌っちゃってるよ・・・あああ、音程外してるよ・・・しまいには、あああ式文読み飛ばしてるよ・・・みたいな事がある。
 私が師事したのは前田貞一先生だった。一緒にロックバンド組んで、日本福音ルーテル教会の宗教改革記念日に演奏もした事がある。この先生が言うには
 歌うな
 語るな

だった。なるほど、お経読むような感じに近いなあと思った。私は当時、ロックバンドバリバリだったし、聖歌隊員だったから歌うのは得意だったが、この朗唱というのは、なかなか難しいものだと思って、取り組んだものだ。
 それ以来すっかり式文オタクになって、聖餐式の所作なんかはものすごいカッコよくしようと思った。そうだ小学生の時に観たエクソシストの若い方の司祭がミサをたてていて、ホスティアという聖餅をパキンと割るシーンとか連想しながらやったし、
 日本福音ルーテル教会の100年事業祭の時には、それこそ「礼拝と音楽の委員会」の一委員に抜擢されて、本番で、たくさんの牧師たちが、司式者と同時に皿にのったホスティアをぐいっと上に挙げる所作とかリードしてやっていたものだ。それをやっているのを見た他の司祭が、「あっ、そうするんだ」みたいに、みんなしてお皿を挙げたものだ。
 そんな経緯で、この日本基督教団出版局の「礼拝と音楽」という誌面に、微力ながら私の絵で参加できることを感謝するものだむー。私自身、オルガン弾くしギターなんか得意だし、作曲とか日ごとにしてますから言いますけど、
絵を描くのと音楽を創作し演奏するのというのは、とても似ているのです!!!
by qpqp1999 | 2014-07-15 19:05 | キリスト教