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牧師・漫画家・ミュージシャンの松本太郎のブログ


by qpqp1999

華氏911

 911テロが起きた時、ちょうど、テレビを観てて、映画みたいな映像が臨時ニュースで入ってきた。正直、信じられなかった。やがてニューヨークだけでなくペンタゴンまでが攻撃されたというニュースが入ってきた。
 それからしばらくしてマイケル・ムーアという映画監督が「華氏911」という映画で数々の映画賞を獲得した。そこに描かれていたのは、ニューヨークで大変なことが起きたという情報を時の大統領ジョージ・ブッシュがちょうど小学校で絵本の読み聞かせをしている時にSPみたいな人に耳打ちで知らされるも、「あっそう」という感じで表情をまるで変えず、絵本の読み聞かせを続けるという映像だった。また、このテロ以降、即刻ウサマ・ヴィン・ラーディンの実家の富豪たちがCIAの保護のもと、どこかへ雲隠れしたという映像だった。そして、容疑者がサウジ系だったことで、サウジと仲良しだったアメリカはサウジにたいしては何等の手もうたずに放っておいた。とうとう、最後は、この911とまるで関係のない国イラクに戦争で喧嘩を売って、「911の仕返しをする」というか、それが、そもそもの目的ではなかったかという陰謀説の内容だった。
 そして、確かに筋書き通りに、それらの重要情報源であるアルカイーダの指導者、ウサマ・ヴィン・ラーディンは、、アメリカ合衆国の名のもとに暗殺された。フセインはちゃんと裁判にかけたが、ウサマを裁判に描ける事をアメリカ合衆国は避けたのだ。いみじくも、マイケル・ムーアの陰謀説を裏付けたようなものだった。
 アメリカ合衆国って怖い国だなとしみじみ思った。国策のためには、他国の人はもちろん自国の国民をも犠牲にして、戦意高揚を図り、邪魔者の口はふさぐのだ。
by qpqp1999 | 2012-09-11 17:31 | 政治