牧師・漫画家・ミュージシャンの松本太郎のブログ


by qpqp1999

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摂食障碍

 もう8年くらい前になるだろうか。私はヤフーオークションで、あるフィギュアの顔を上手にペイントして出品している人を見つけた。その人の作品は素晴らしくて、漫画のデッサンの参考にもなったので、ある出品に入札したら、どんどん値段が上がって行って結局五〇〇〇〇円くらいで私が落札した。
 そしたら、どこかの掲示板でその出品者と私が結託しているというカキコミがどこかの板で有名になって、その人は出品も入札も出来ない状態になってしまった。もちろんヤフオクなのでお互いの住所や電話番号交換した。彼女は私より十歳くらい年下で、なんと摂食障碍であったことが判明した。
 彼女が入札も出品もできなくなったのは、実は板が問題ではなく、彼女自身が落札してもお金払わないとか、落札を受けても商品を発送しないという「悪い評価」が山のようにあったのだ。無理もない、彼女は摂食障碍で起きることすら難しい状態にあったのだ。
 それから、私は毎日のように彼女に電話して、励まそうとした。もちろん、私が性同一性障碍であることも明かしたし、ルター派の司祭であることも明かした。それから彼女は自身のブログで、どんどん、追い詰められていく様子を描き込んでいた。ちょうどクリスマスを迎えようとしていた時期に、私は彼女のために、一曲、し上げて音源にしてCDにして送った。歌詞のさびは「息をしよう、起き上がれなくても」というものだった。それは私が惨い差別を受けて、酷い鬱状態になった時の自分が自分に言い聞かせていたことだ。彼女は喜んでくれたし、それは私も嬉しかった。
 私は鬱が酷い時に「死にたい、死にたい」と目がさめれば思い、事実二回首つり自殺を図ったが、綱をとめてるフックがふっとんで、失敗した。
 彼女としりあったのは、そんな酷い状態からようやく、結婚式の司式ができるくらいに鳴った頃の話だった。だから、起き上がれない辛さがよく解った。そしたら、ある日から電話が通じなくなった。一日目はきっと疲れて、寝ているのだろうと思った。二日たっても連絡がつかない。ちょっと嫌な予感がしたが、様子をみることにした。三日目まだ連絡がつかない。どうして、いいのか、わからなくて、当時、有名になっていた水谷修 さんにメールしたら、三時間くらいで的確な答えをくれた「住所か電話番号がわかっているなら、すぐに警察に電話、それから救急車も」だった。私は早速そうした。そうしたら、私の携帯に彼女の親類の人が連絡してくれて、どういう関係なのかきかれたので、やふーオークションで知り合いになってと言うと、親類の人は「ああ.あなたが」と知っていた。既に彼女は倒れて、入院中で点滴でなんとか命をつなげている状態だった。彼女とのつながりは、その電話情報が最後でその後、連絡が全くとれなくなった。
 おそらく、最悪の事態を想像してしまうしかなかった。最後にオークションで落札したドールのヘッドは、まだ届いてないので、きっとそうなんだろう。五〇〇〇〇円で落札したヘッドは大事にかざってある。
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by qpqp1999 | 2013-06-25 16:02 | 水谷修