牧師・漫画家・ミュージシャンの松本太郎のブログ


by qpqp1999

難民

 シリアでは内戦が続いていて、たくさんの難民が逃げて来ている。そんな中で、6歳の少女が難民キャンプにいた。そこで、報道カメラマンがカメラを構えると、はにかんだ笑顔を見せてくれた。
 状況は酷い、日中は蒸し風呂、夜は冷え込む。食事は一日に一回の炊き出しだけでしのいでいる。画像みれば解るように、痩せこけている。テントに多くの難民で逃れてきた人たちが雑魚寝の状態だ。
 そんなシリアの難民の6歳の少女の写真を、新聞社にもカメラマンにも無断でトレースして絵にして、酷い中傷文言をつけてフェイスブックで発表した人がいる。はすみとしこ と名乗る人だ。
 まあ、まずは画像見てくださいよ、元の写真と後の中傷画像をひっつけてみました。
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 この6歳の少女の写真を下敷きにしてトレース(写して描いた)した絵に誹謗中傷の文を載せたものです。
 すでにフェイスブックジャパンでは、この画像がシリア難民の人々を侮辱するレイシズムだとして報告したが取り合わない。そこで、キャンペーンがはじまった。すでに10000人以上の人が、この絵はシリア難民を侮辱するものだとして賛同している。
 この画像のスレッドでは、始めのころは擁護する人のコメントが目立ったが、今では反対する人のコメントがほとんどだ。返信を除いて1000コメントに達していて、大炎上だ。
 既に、この写真とったカメラマンも
「恥を知れ」
 と悲しみ怒っている。海外でも大炎上だ。
 後々、肖像権、著作権の問題も出てきて、たんなる人道上だけの問題では済まなくなるだろう。
 この はすみとしこ という人は「従軍慰安婦」の事件も単なる売春であった。と言いきっているような動画まで載せているから、びっくりした。果ては、安保法制のデモに参加する主婦の人までも貶めるような絵と文を描いてフェイスブックで公開している。
 インターネットはネトウヨもそうだが、「ipアドレスなんか怖くない、言いたい放題」という感がぬぐいきれない。つまり、自分の発信した文や画像に対して責任をとろうとしない。無責任なんです。
 表現の自由というのは、困窮し弱り果てている少女を侮辱する自由ではないということを この はすみとしこ という人は知らないらしい。絵を描き、文を書き、それを公開するのだったら、そこには大変な責任が伴うことを知るべきだ。後になって
「消去しました、はい、終わり」
にはならないということを、この事件では私たちは追及していかなければならない。
by qpqp1999 | 2015-10-05 19:02 | 戦争