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牧師・漫画家・ミュージシャンの松本太郎のブログ


by qpqp1999

戦後70年談話

 今日こそ、楽しいお話のブログにしようと思っていたのに、安倍の戦後70年談話みてしまったから、それについて書かないではいらなくなってしまったじゃないか!!!弩!!!
 最初から最後までつっこみどころ満載の談話だった。
 がっかりした!!!
 もうこんな話題嫌なので今夜中に終わらせたいと思います。安陪の言う
冒頭からもう駄目です。
 「先の大戦への道のり、戦後の歩み、二十世紀という時代を、私たちは、心静かに振り返り、その歴史の教訓の中から、未来への知恵を学ばなければならないと考えます。」
 おいおい「知恵を」って何だよ・・・。「知恵」の前に一杯やることあるわけですよ。これじゃまるで、「戦後の歩み」を「心静かに振り返り」
上手い事やろう!!!と言っているようにしか私は聴こえなかった・・・。
 「植民地支配の波は、十九世紀、アジアにも押し寄せました。その危機感が、日本にとって、近代化の原動力となったことは、間違いありません。アジアで最初に立憲政治を打ち立て、独立を守り抜きました。日露戦争は、植民地支配のもとにあった、多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけました。」
 って何だよ!!!まるで「植民地支配」があったから日本は「近代化」出来たとでも言うのかよ。そんな事言ったら、日本の植民地政策まで肯定する事になるじゃないか。事実、後に肯定します。ええっ!?!?!?しかも日露戦争を美化している。あのなあ、例えば皆が知っている二百三高地戦でどれだけ、一般の人たちが戦争に駆り出されて果てしの無い殺し合いをさせられてたと思っているというか、考えているんだよ!?!?!?心からいい加減にしてもらいたい。
 「世界恐慌が発生し、欧米諸国が、植民地経済を巻き込んだ、経済のブロック化を進めると、日本経済は大きな打撃を受けました。その中で日本は、孤立感を深め、外交的、経済的な行き詰まりを、力の行使によって解決しようと試みました。」
 これって「世界恐慌」のせいで「欧米諸国が植民地経済」やってきたから日本は戦争やり出しましたと言っている以外の何者でもないじゃないか。日中戦争とかどうするんだよ!!!セキニンテンカ、イイワケという言葉があるということを知らないのだろうか安陪たちは・・・。
 「新しい国際秩序」への「挑戦者」となっていった。」
って、待て待て待てーその「挑戦者」という単語は何なんだよ!!!言うなら「犯罪者」だろう。これ聴いている被害受けた国の人はすごく傷つけられるし、傷つけているんですよ!!!何考えているんだ。
 「何の罪もない人々に、計り知れない損害と苦痛を、我が国が与えた事実。」「これほどまでの尊い犠牲の上に、現在の平和がある。これが、戦後日本の原点であります。」
 って待ってくれ!!!大日本帝国がやった犯罪行為の上に今の平和国家日本があるみたいに聴こえるじゃないか!!!というか、ストレートにそう断言しているじゃないか!!!頭がこのあたりで、クラクラしてくる。
 「七十年間に及ぶ平和国家としての歩みに、私たちは、静かな誇りを抱きながら」
誇ってどうするんだよ。これでは、まるで、この70年間が誇らしいものだったと言わんばかりだ。散々差別や貧困、アメリカ主導の戦争への軍事加担←一杯ある。誇らしいわけないよね!!!
「ただ、私たちがいかなる努力を尽くそうとも、家族を失った方々の悲しみ、戦禍によって塗炭の苦しみを味わった人々の辛い記憶は、これからも、決して癒えることはないでしょう。」
 こう語ってから
「日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の八割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。」
 て言うんですよ。私は青ざめました。一応昔の事にたいしてすいませんと言ったあとで、その後に産まれた人は関係ないから、謝るの止めにするべきだと言っている。おいおいおい!!!それこそちょっと待ってくれ・・・。解りやすく言うとさ、自動車運転していて飲酒で人を横断歩道ではねてしまって殺してしまったら、どうなりますか?普通その犯罪者もその家族も子供もその孫もその被害者に対してどれだけお詫びしたって、殺されてしまった人はもう取り返しつかない。そうなると、その人も子孫も永遠にその被害者や家族その子孫にお詫びし続けなければならないのは、一般的な道義的観念から言ってもそうなるでしょう。それを、戦後世代の人に謝らせてはいけないと断言している。こんなの放っといていいのか!?!?!?
 「私たちの親、そのまた親の世代が、戦後の焼け野原、貧しさのどん底の中で、命をつなぐことができた。」
絶句します。お前は火垂るの墓観たことがないのかよ。多分みてないんだろうな。戦後、焼け野が原で、貧しさのどん底の中で一体どれだけの弱者が死んでいったと思ってるんだ、そもそも終戦後の必至のサバイバルを美談にしているという時点でもうこれは駄目です。
 「二十世紀において、戦時下、多くの女性たちの尊厳や名誉が深く傷つけられた過去を、この胸に刻み続けます。だからこそ、我が国は、そうした女性たちの心に、常に寄り添う国でありたい。」
 凄い違和感。なんで、ここで唐突に「女性たち」が出てくるわけ・・・。そして、それが本当なら「尊厳や名誉が深く傷つけられた」現在進行形の訴え、叫びに向かい合わないわけ???何が「この胸に刻み続ける」だ、安陪のやっていることは全くその正反対じゃないか!!!
「経済のブロック化が紛争の芽を育てた過去を、この胸に刻み続けます。」
念を押している、あくまでも戦争の責任を回避して経済のせいにでっちあげたいらしい。いや、ある意味経済の姓ですよ、軍産複合体という大日本帝国の財閥と軍閥のね。どうやら、この問題を一番隠したいらしい。なにしろ、これから安陪たちがやろうとしていることだからね。
 「繁栄こそ、平和の礎です。暴力の温床ともなる貧困に立ち向かい」
うわー!!!安陪によれば「暴力の温床」が「貧困」なんだと言う。いくら、なんでも、これはつっこまなくたって、普通に頭にきますよね。例えば私は貧乏だが、それが「暴力の温床だ」と言われる、傷つきますね、心から。
 「積極的平和主義」
結局これを宣言するだけのために、ああ言ったりこう言ったり、さんざん言いたい放題しきたわけです。いいんですか、こんなの放っておいて、これは国会で突き詰められるべき深刻な問題ですよ。何より、今の日本人が全員これに抵抗しなければならない。
 長々とすいませんでした。そもそも、この談話自体が長すぎたんです。悪夢のようなひと時でした。みんな!!!こんな事言われて黙っていてはいけないですよ!!!


 
by qpqp1999 | 2015-08-14 20:34 | 政治