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牧師・漫画家・ミュージシャンの松本太郎のブログ


by qpqp1999

サンタクロース その2

サンタクロースその2
 時は西暦312年を過ぎてから、しばらくたってからの事だった。ある豪商がいたんだけど、今の日本みたいに、円高、経済の悪化、口先だらけの政治家のせいで、人々の景気はすっかり悪くなってしまって、破産してしまった人がいたんだむー。
 とうとう、借金で首が回らなくなって娘たちに売春させることを余儀なくされてしまい、苦しんでいた。それを、あるキリスト教の司祭が見ていた。
 それが、後のサンタクロースである、ニコラオスという司祭だった。当時キリスト教は312年のミスウィス橋の闘いの勝利で、ついにローマ帝国で公認宗教になったばかりだったのですが、すでにローマ帝国の地位ある人々がキリスト教徒だったこともあって、キリスト教会は意外にお金に困っていなかったんだそうだ。とくに司祭とかは、家族がいるわけでもなし、かなり教会の中では権力もあったので、教会の会計の人の承諾を得ることもそんなに難しくなかったので、ニコラオスはその財力を使って、この困っている人を助けようと思ったんだむー。
 ところが、ニコラオスはかなりのハニカミ屋さんだったために、なんか人助けするの時に自分がしているというのを見られるのが恥ずかしくて仕方がなかった。そこで、ニコラオスは考えた。
 「そうだ、夜陰に紛れて、窓からお金を投入すればいい」
 ニコラオスは教会の会計の人や役員会の了承のもと、大金を得て、それを、その困っている人の家に、解らないように窓からお金を投げ入れた。
 びっくりしたのは、その家の人だった。朝起きたら、大金が窓の下に落ちているではないか。しかし、これで、もう娘たちに売春してもらわなくても済むと、とても感謝した。←そりゃそうだ。
 でも、しばらく経ったらまたお金が無くなって、また娘たちを売春させなければならなくなってしまった。それを見逃さなかったのが、例の司教様、ニコラオスだ。またも教会の会計の人や役員会の同意のもと、大金を準備して、またも夜陰に紛れて、お金を窓から投入したんだむー!!!
このおかげで、困っていた人は持参金持たせて、娘たちを無事に結婚させる事ができた。
と こ ろ が
 またお金が無くなって生活するのも苦しくなってきてしまった。二度あることは三度あるという、ことわざを思い出したその困ってるい人は、きっとまた、窓から大金が投入されるかもしれないと期待して、今度は毎晩、起きて見はるようになったのだ。
 そうとは知らないニコラオスは←いい加減怪しまれてますから、お金を投入する手段を変えてはどうですかと言いたくもなるが、そこは純朴なキリスト者であるニコラオス、三度目も見つからないように夜陰に紛れて、お金を窓から投入した。
 ら
とうとう、困っている人に現場を押えられてしまったんだむー!!!

 涙を流して、ニコラオスにひれ伏して感謝する困った人、せっかく秘密にしていて、サプライズさせることに快感を得ていたのに、それがだいなしになって、ちょっと困るニコラオスの図はまたたく間に、全国に広まって評判になった。
 ということで、サンタクロースが何故、夜陰に紛れてプレゼントくれるのかという謎が解けたことだと思います。そうです。サンタは非常なはにかみ屋さんで、現場を押えられないようにして、サプライズプレゼントするのが趣味な聖人ニコラオスに起源があるのでした。
 ちなみに、靴下にプレゼントされるというのが、ありますが、あれは、この窓からお金を投げ入れたという話に尾びれ背びれがついて話されている内に何世紀も経ってしまって、煙突から入れたと言う事に話しが変わってしまったからなのでした。そしたら、たまたま暖炉のところに干してあったソックスに煙突から投げ入れられたお金が入ったという伝説ができた。それ以来、人々はクリスマスプレゼントをソックスの中に入れるという習慣ができたんだむー。
 さて、ここまでは、知っている人は皆が知っているセイント・ニコラオスの話しですが、次回からは、そういう、ファンタジーとかをぶっちぎる、凄いサンタクロースの話しになるんだむー!!!
こうごきたい!!!
by qpqp1999 | 2014-12-07 18:26 | キリスト教