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牧師・漫画家・ミュージシャンの松本太郎のブログ


by qpqp1999

インディーズ

 1980年の後半くらいから、「インディーズ」という音楽のデビューの仕方が流行りだしていて、たいそう追い掛けたものだ。インディーズとは和製英語で英語にはそんな単語存在しない、あったとしても「インドの・・・」になってしまう。そもそもはindepeadentが語源で「独立している」という意味で大手の音楽業界とは別個に独自の音楽展開をなしてライフハウスなどで活動してCDとか出している人たちがそうだった・。
 ところが時代も時代になったもので、パソコンのDTMのソフトを使えて、それなりの音楽知識があり、YOUTUBEとかにUPできるスキルあれば、誰だって、立派なインディーズデビュー出来る時代になった。私がメイジャーなところと契約もしていなければ、ろくにライヴもしていないのに「ミュージシャン」と豪語しているのは、確かに私は、メイジャーではないけれども、CDとか出す技術持っているし、音源を操れる技術持っていて、実際DTMで音源を作ってYOUTUBEにUPしている訳だ。
 それで食っていけるか、どうかは別にして、非常に民主的な時代になったということだ。反対にメイジャーで活躍している多くのアーティストがCD売れなくて、困っていて、ライヴのどさまわりで、ラブホに泊らなければならない状況に追いやられているのも事実だ。
 最近、私はとり付かれたようにCDを買っていて、驚いたのが、ディスクが二枚入っていて、一枚はDVDソフトだむー!!!最近買ったのは1970年代後半のCheap Trickの日本武道館ライブのCDだ。実はこの人たち、それまで全然売れていなかったのだけど、この武道館ライブで一気にメイジャーに躍り出た人たちだ。DVDを見て観るとまだギターのリックとか、今では定番になっている十本くらいネックのあるギターとか持っていなくて普通のエレキギターだけだった。ボーカルギターのロビンも突っ立ったままの演奏でちっとも演出効いてない。ライブが進むにつれて、段々とはだけていくのがファンには萌えたらしい。実際、このCheap Trickの武道館ライブの面白いところは、ファンの女子たちが キャーーーーーーーーーーー
と終始、叫びまくっているところだ。このきゃーーーーーーーーの効果で、このCheap Trickは成功したと言っても過言ではない。しかし、よくみるとCheap Trickのメンバーはこの時点でもうオッサンで、今のビジュアル系の人たちの前には塵にしか過ぎないような風体なんだけど、当時は、少女漫画の一条ゆかりさんのキャラがそのまま実現したように見えていたのだろう。今の人は目がもっと肥えているので、もう通用しないけど、このCheap Trick今年の夏フェスでも健在だったそうだ・・・。
 明日は、風呂に入って、この武道館DVDをじっくり鑑賞しようと思うのだった。 
by qpqp1999 | 2013-08-30 18:21